フェニックスが火星で氷を見つけた! |
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火星にも”水”があった!アメリカ航空宇宙局NASAの探査機フェニックスが火星で水の氷を発見しました。これまで、火星にも水があったらしい証拠は見つかっていましたが、直接、水の存在が明らかになったのは初めてのことです。 探査機フェニックスがカラカラに乾いたように見える火星の地面を掘ったところ、白い物質が現れました(写真左)。 これだけなら、単なる白い砂か、ドライアイス(二酸化炭素の氷)だという可能性もあったのですが、数日後に一部が消えていたのです(写真右)。 砂なら消えることはありませんし、ドライアイスなら、大気にさらされたとたんに大量に蒸発していくので、数日間も残るはずがありません。 この白い物質はおそらく、水の氷だろうと結論されました。 今後フェニックスは搭載された分析装置で、火星の表面の物質を調べていきます。 もしかしたら、「氷の中に太古の火星の有機物が溶け込んでいる!」(かも)なんていうニュースがもたらされるかもしれませんね。 とても楽しみです。 火星は2008年7月上旬にはしし座領域で西から東へ移動中で、地球からの距離は3億kmを超え、明るさも2等級まで落ちています。 ※原文は英語ですが、NASAのプレスリリースをご覧ください。 2008年6月22日記(石坂) |