小惑星探査機「はやぶさ2」、地球スイング・バイ! |
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「はやぶさ2」小惑星探査機「はやぶさ2」が、いよいよ12月3日、地球スイング・バイをして、小惑星「Ryugu(竜宮/1999JU3)」に向かう軌道に乗ります (※スイング・バイは天体の公転運動と重力を利用して、探査機の軌道と速度を変えること)。「はやぶさ2」は、ちょうど1年前、2014年12月3日に打ち上げられましたから、1年ぶりの地球との再会です。 最接近時(19:07)、「はやぶさ2」は地上3100km上空を通過していきます。 もしかしたら、もしかしたら・・・スイング・バイする「はやぶさ2」が日本からも見える・・・かもしれません。 宇宙航空研究開発機構JAXAから、「はやぶさ2」地球スイング・バイについての情報が公開されましたので、大阪での見え方を計算してみました。 ※18:00から3分ごとの「はやぶさ2」の位置(星図はステラナビゲータ10で作図) ※大阪市立科学館から見た「はやぶさ2」の赤経・赤緯・距離・高度・方位の表はこちらです。 地面から一番高くなるのは18:46ころ、ほぼ真北の空で、高さ約34度を東(右下)方向へ飛んでいきます。 残念ながら大阪では、最接近の直前に地平線の下に沈んでしまいますので、スイング・バイの直前の18:50前後が、唯一の観測チャンスでしょう。 太陽の光をいっぱいに浴びていても「はやぶさ2」の明るさは10〜13等級といいますから、肉眼ではまったく見えませんが、うまく望遠鏡を向けられれば高速で移動する「はやぶさ2」がわかるかもしれません。 無事に「竜宮」への旅を終え、地球に戻ってくるのは2020年です。 がんばれ!はやぶさ2・・・ ※詳細は、宇宙航空研究開発機構JAXAのはやぶさ2プロジェクトのページをご覧ください。 ※「はやぶさ2」については、全天周映像「HAYABUSA2−RETURN TO THE UNIVERSE−」も、ぜひ一度ご鑑賞ください。 2015.10.24記:2015.11.8改(石坂) |