パンスターズ彗星情報

パンスターズ彗星が見たい?

 あまり明るくならないのではないか、とも心配されたパンスターズ彗星C/2011L4が、ここにきて期待が高まっています。
 もしかしたら3月中旬から下旬にかけて、肉眼でも確認できるかもしれません(期待以上に明るくなった場合)。
 彗星(ほうき星)はふつうの星とはちがい、ボーっと広がった姿をしています(そのため、晴れていても黄砂や春霞などがあると見えにくくなります)。
 双眼鏡や小型の望遠鏡を使った方が見やすいです。

※追記:残念ながら期待以上には明るくならず、双眼鏡を使っても、やっと「あるのがわかる」程度でした・・・

 3月12日〜25日の19時のパンスターズ彗星の位置を下の図に示しました。
 パンスターズ彗星は日没後の西の低い空にあります。 日没直後だとまだ空が明るくて見えませんし、日没から時間がたつとパンスターズ彗星も沈んでしまいます。
 3月13日には、月齢1.3の細い月と並んで美しい光景となりますので、雲ひとつなく晴れていたら日没後の西の低空にご注目ください。
 
3月12日〜25日の19時のパンスターズ彗星の位置(ステラナビゲータで作図)

 3月下旬から4月上旬にかけては、明け方の北東の空に見えるようになります。
 特に4月4日には、アンドロメダ銀河と並びますので、これまた、見ものです。

3月28日〜4月8日の朝4時30分のパンスターズ彗星の位置(ステラナビゲータで作図)

★観察のポイント

 (1)望遠鏡や双眼鏡は丈夫な三脚に取り付ける
 (2)倍率は低めにして広い視野を確保する(探せたら倍率を上げる)
 (3)地平線が見える場所で観察する
  ※一般的な注意: 寒さ対策、交通安全、治安等にも気をくばる

★外部リンク:パンスターズ彗星を見つけようキャンペーン

2013.3.7記(石坂

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