火星の歩き方 |
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火星のハイキングマップヨーロッパ宇宙機構(ESA)の火星探査機MARS EXPRESSが火星表面の等高線入りの地図を公表しました。この図は火星の「イアニ・カオス」と呼ばれる場所の5万分の1の地図で、詳細な写真の上に50m間隔の等高線を重ねてあります。 カオス地形というのはその名の通り、複雑な地形で、過去に地下にあった氷が地熱によって溶出し、陥没してできたと考えられています。 MARS EXPRESSは地形の高低を測定することができる探査機で、現在、火星表面の10372箇所をカバーし、20万分の1〜5万分の1の地図が公開されています。 これらの地図は将来の火星探査に役立てられます。 火星は地球に負けず劣らず景観名所がたくさんあります。 未来人はもしかしたら火星に降り立ち、この地図を片手にハイキングをするのかもしれませんね。 原文は英語ですがESAのプレスリリースをご覧ください。 2007.2.21記(石坂) |