10番目の惑星!? |
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冥王星の外側に冥王星より大きな天体が発見された!アメリカ・カリフォルニア州にあるパロマー天文台の研究チームが、冥王星より外側にあり、 冥王星より大きな天体を発見した、と発表しました。上の写真は90分ごとに撮影されたものですが、白丸で囲まれている天体が少しずつ動いているのが分かります。 この動き方から天体までの距離が分かり、明るさから大きさが推定できます。 発見したマイク・ブラウン博士は「新天体は大きさから言って惑星に分類されるべきだ」としています。 はたして10番目の惑星、ということになるのでしょうか? この天体はカイパーベルト天体に属しています。 太陽から遠く、氷が主成分の小惑星の一種です。 近年カイパーベルト天体は発見が相次ぎ、冥王星も性質上は惑星ではなく、カイパーベルト天体の一つである、 との考えが主流になってきました。 歴史的経緯から冥王星は"惑星"に分類されており、 たとえ冥王星よりも大きいカイパーベルト天体が発見されても、惑星に分類されることはないでしょう。 今は2003UB313という符号で呼ばれる新天体に名前はまだありません(国際天文学連合IAUより発表があります)。 ※原文は英語ですがNASAのプレスリリースをご覧ください。 2005.7.30記(石坂) |