太陽系最大の火山オリンポス |
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オリンポス山(火星)のカルデラまもなくギリシャのアテネでオリンピックが開催されますね。 オリンピックはもともと、古代ギリシャの神々に捧げられたオリンピアの祭典から始まっています。 ゼウスを頂点とする古代ギリシャの神々が住んでいたのがオリンポス山だとされていました。 ちなみにオリンポス(Olympus)は古代ギリシャ語で「山」を意味する"Olumpos"に由来します。 ギリシャにあるオリンポス山は標高2900mほどですが、火星には太陽系最大の火山「オリンポス山」があります。 標高はなんと25000m(エベレストの3倍の高さ)!、裾野の大きさは600kmを越えます。 その頂上は直径70kmにも及ぶ巨大なカルデラになっています。 上の写真はヨーロッパ宇宙局(ESA)の火星探査機マーズ・エクスプレスに搭載された高解像度ステレオ・カメラが撮影した山頂カルデラの詳細画像です。 カルデラの深さは3000mもあり、カルデラの底には何回となく繰り返された隆起と陥没によって、複雑な断層や段差ができています。 この巨大な山体は10億年間にもわたる長期の噴火によってできたと考えられています。 神々の住まいにふさわしい立派な山ですね・・・ 原文は英語ですがESAのプレスリリースをご覧ください。 2004.8.12記(石坂) |