2003年5月29日=金星食 |
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2003年5月29日、金星が月にかくされる5月29日(木)に、月が金星をかくす「金星食」という現象が起こります。大阪では13:54に金星が月の向こう側に見えなくなり、 15:19に再び金星が 見えるようになります。 この現象は西の空で昼間に起こります。 昼間の現象ですし、月がとても細い(月齢27.7)ので、しっかりした望遠鏡がなければ 残念ながら観察はできないでしょう。 まず金星を見つけることが観察のポイントです(当日の金星の赤経=2h53m、赤緯=+15.1°、明るさ=−3.9等)。 ただし、太陽が近くにあって大変危険です。絶対に太陽を見ないようにしましょう! 金星食は、地球全体では10年間のうちに5回程度の割合で時々起きて いますが、いつも日本で見えるとは限りません。 前回日本で金星食が見られたのは、1989年12月2日、次回は2012年8月14日です。 ●金星食のようす月がだんだん金星に近づいていき、13時54分、金星が月の向こう側にかく される。 そして、、、15時19分、月の反対側から再び金星が現れる。 ※金星の大きさは誇張して描いてあります。 大阪市立科学館「星空かわら版」第14号より、転載 2003.5.23記 |