2003年5月7日水星の太陽面通過 |
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水星の太陽面通過2003年5月7日ゴールデンウィーク明けの5月7日(水)に水星の太陽面通過 (「日面通過」「日面経過」ともいいます。英語では"Mercury Transit") が起きます。 これは地球から見て水星が太陽の前を横切る現象で、いわば水星による日食です。 今回は3年半ぶりに見られるものです(水星の太陽面通過は水星と地球の軌道の関係で、5月か11月にしか起きません)。 次回の水星の太陽面通過は2006年11月9日です。 さらにその次はなんと2032年11月13日まで見られません。今回は見逃せないチャンスです。 ●観察の仕方水星は太陽にくらべて大変小さく、見かけの大きさは150分の1、小さな点でしかありません(太陽の黒点の方が大きい時もあります)。したがって観察には望遠鏡が必要となります。ただし、絶対に望遠鏡を直接目でのぞいてはいけません。 太陽の光が強烈なため、目を傷めます。また、望遠鏡によっては太陽に向けると熱でレンズが損傷する場合があります。 観察に当たっては科学館(06−6444−5184)や天文台、などに観察方法を質問することをお勧めします。 望遠鏡を通した光を白い紙などに投射して観測するのがいいでしょう。水星は太陽面の上の小さな黒い点として映ります。 ●科学館でも特別観察会を開き、インターネット中継を行いました! 科学館では当日、臨時の観望会を開きました。 また、望遠鏡で撮影した画像をインターネットで中継も行いました。水星の太陽面通過に結果を掲載しています。 ●水星の太陽面通過が起きる時間2003年5月7日(水)14:14〜19:28(第1接触14:11〜第4接触19:31)です。5時間にわたって水星はゆっくりと太陽の前を横切っていきます。 ただし5月7日は18:47に日の入になりますので、太陽面通過の終了(19:28)まで見ることはできません。 通過の様子を時間をおいてスケッチしてみるといいでしょう。 ●参考サイト水星の太陽面通過については下記のホームページも参照ください。ヨーロッパ南天文台のホームページ(英語) 厚木市子ども科学館のホームページ(アニメーション付) ※水星は2003年4月16日に東方最大離角を迎えて夕方の低空に見えていました。 2003.6.3追記 |