酸性食品・アルカリ性食品 | ||||
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(記:2001.7.31) 健康ブームで何を食べると身体に良い、この運動が○○にとても効くなどと巷でとても流行っています。その中に、よく出てくるのが「酸性食品とアルカリ性食品」の話というのがあります。さてこの酸性食品と、アルカリ性食品とは一体何でしょうか。 酸性食品とは?アルカリ性食品とは? 食品も酸性アルカリ性に分けることができます。いや、分けて意味付けていたことがありました。分け方は、単に口に入れた時、酸っぱいから酸性というものではありません。
身体にいいのはアルカリ食品…? 実際血やリンパ液などは、どちらに分類されている食品を食べても、pHが大きく変化することはありません。人間だけでなく、例えば草食動物の血液も肉食動物の血液も弱アルカリです。これは、体内に血液のpHを調整する機構があるからです。呼吸での炭酸ガス排出や、尿などによって体内が常に弱アルカリになるようになっているのです。もし、血液が上に示した範囲のpHを越えてしまっていたらそれは、食品のせいではなく、体内の代謝がうまく行かないなどの病気のせいになります。
一時は、栄養学の教科書などにも記されていた、酸性食品・アルカリ性食品の分別…。今は省みられることもなくなりました。食べ物などに関しては、このような話が多いのでご注意を。まんべなく、いろいろな食べものを適度に食べればいいんですよね。
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