夏バテににんにく!でもその後がなぁ… |
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だんだん暑い日が続くようになってきました。このままでいくと、私は、夏バテになるのは確実。そこで、何とか体力をつけたり、疲労回復にとできるだけ栄養価の高いものを食べたいところですが、食欲も落ちますよね。そんなとき、香辛料やにんにくなどの入った食事は割合食欲をそそります。そして、実際おいしいし、にんにくには疲労回復などの作用もあります。 しかし、にんにく料理を食べた後で困るのがあの臭い。特に、自分がにんにくを食べてない時の人の臭いはとても気になるものです。朝の通勤・通学時にまいってしまう人も多いと思います。 さて、にんにくのにおいは、一体なんなのでしょうか。料理した時のあの食欲をそそる匂いはアリシンとか二硫化ジアリルという物質の匂いです。場合によっては、これが不快に感じる人もいます。アリシンのできかたですが、にんにくの中にはアリインという臭いのない物質が含まれています。そしてにんにくを切ったり炒めたりすると、アリイナーゼという酵素によって反応し、アリシンという物質になり独特の臭いをだすのです(下の式参照)。そして、このアリシンが体内で分解されると2‐プロペン‐1‐チオール(CH2CHCH2SH)、メタンチオール(CH3SH)などイオウを含む悪臭物質になります。これが、あのいやな臭いのもとです。これらチオール類は、スカンクの臭いや玉ねぎの刺激臭といったものにも含まれます。 食べてしまったらもうおしまい。何らかの化学変化を起さないとこれらは分解しませんので、せいぜい、コーヒーや牛乳などを飲んで臭いをごまかすくらいしかなさそうです。
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