太陽系外惑星発見ラッシュ |
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宇宙には地球以外に生命の星があるか?日米欧共同の巨大電波望遠鏡群設置プロジェクト「ALMA(アルマ)」計画がスタートしました (アルマ計画については国立天文台ALMAのページ、 もしくはヨーロッパ南天文台のページをご覧下さい)。このアルマ計画の目的の一つは「第2の地球さがし」です。 地球のように小さくて、太陽の光を浴びるだけで自分では光っていない星(惑星)は 遠く離れた場所から探すのはとても難しいのですが、巨大な望遠鏡をたくさん組み合わせて 観測するアルマ計画が実現すれば発見できるのではないか、と期待されています。
さて、そのアルマ計画スタートを報じた6日のあるテレビのニュース番組
でキャスターが「太陽系以外では惑星は見つかっていないんですよねー」とコメントしてい
ましたが、これは正しくありません。
このうち半数はジュネーブ天文台(スイス)、
オート-プロバンス天文台(フランス)、ケンブリッジ大学(アメリカ)の3チームが発見しています。
見つかった惑星の中で特に注目されるのは、HD28185という星の周り
に発見されたもので、公転軌道半径(星とその惑星との距離)が太陽-地球間の距離と
ほぼ同じでした。
今後、アルマをはじめ、すでに観測を開始している大型望遠鏡
(たとえばすばる望遠鏡や
VLTなど)で太陽系外惑星さがし
の競争がますます激しく、そしてますます実りの多いものとなっていくことでしょう。
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